悪党密談
ヴィーナスの住人 VS 見晴荘の住人 (注:ネタばれ無し)
この前ホテル・ヴィーナスを観てきました。・・・面白かった!
SMAP? 草g?・・・と、あまり期待せず、TVの予告編に誘われて観てきました。
「あなたは、どの部屋で泣きますか?」主役のいないドラマ、いいですね。
草gくんはストーリー・テラー、それぞれの部屋の住人たちがそれぞれの想いを抱いていて、
観るひとが主役を選ぶそんなドラマでした。
ひとつひとつは小さなドラマだけど、
それぞれの想いが、微妙に交錯しながら大きな流れに飲み込まれ、
絡み合った瞬間に大きなドラマが見えてくる。こういう話は難しいんだよね。
ひとりひとりをきちんと描かないと希薄になってしまうし、
描きすぎると複雑で訳がわからなくなってしまう。
適度な状況説明と適度な余韻、全てを描ききらず観る者のイメージをかき立ててくれる、そんな作品です。
最近の映画やTVドラマは、喋りすぎ!
状況説明は仕方ないけど(それでも限度はある)感情まで説明するからつまらない。
挙句の果てには、説明している感情と行動が一致しない。
悲しいときに悲しみを隠し笑うのはいいけど、只のバカ笑いじゃシラけちゃう。
その点でもホテル・ヴィーナスは良かった。感情を全て表情と行動でみせてくれました。
好き嫌いはあるかもしれないけど、久々に感動の1本でした。
ホテル・ヴィーナスを観たからではないのですが、悪党の次回作はアパート物
見晴荘(?)の新しい住人たちのドラマです。
「あなたは、どの部屋で笑いますか?」
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